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2025年12月25日

プレスリリース

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ヒロセ電機の「ZE150HV」シリーズがCES Innovation Awards® 2026において「Innovation Awards Honoree」を受賞
EV/HEVのパワートレイン向け、高電圧対応、小型基板対ケーブルコネクタ

ZE150HV シリーズ製品画像

ヒロセ電機の「ZE150HV」シリーズが、Consumer Technology Association(CTA)®主催の CES Innovation Awards® 2026において、Vehicle Tech & Advanced Mobility部門でInnovation Awards Honoreeに選ばれました。CES Innovation Awards® 2026は、36の製品分野において、製品の品質、デザイン性、ユーザーへの価値、そして競合製品に対する革新性を基準に、国際的に優れた製品を表彰するものです。


CESイノベーションアワードは、審査員に提出された説明資料に基づき審査をしております。CTAは、提出物や主張の正確性を検証しておらず、賞が授与されたアイテムをテストしておりません。

過酷な環境下でも安全かつ信頼性の高い電源接続を実現

ZE150HVシリーズは、電気自動車(EV)およびハイブリッド車(HEV)のパワートレイン向け高電圧用途に最適化された、コンパクトな基板対ケーブルコネクタです。4.5mmピッチで、1,000V AC/DC、10Aの電流、最高125℃までの温度に対応。IEC 60664規格(汚染度2、高度6,000m)を満たし、優れた電気性能と機械的安定性を兼ね備えています。

ZE150HVシリーズは、高電圧EV/HEVシステムにおける重要な課題を解決する3つの革新的技術を導入し、過酷な環境下でも安全かつ信頼性の高い電源接続を実現します。

過酷な環境下での一体型性能
1,000Vを達成するためにはピン間に一定の距離が必要ですが、ヒロセ独自のリブ構造(特許出願中)をコンタクト間に設けることで、この距離を短縮。コネクタの小型化とシステム全体のさらなる省スペース化を可能にしました。
2枚バネ・3点接点構造による耐振動性
ZE150HV端子は3点接点構造を採用し、従来設計に比べて導通切れリスクを低減し、信頼性を向上。2枚バネ構造により接触力を高め、激しい振動下でも安定した接続を維持します。これにより、EVモーターやインバータ周辺など振動の多い環境でも連続した電気接続が可能です。
高電圧安全性を確保するCPA機構
堅牢なハウジングとコネクタ位置保証機構(CPA)により、かん合時のヒューマンエラーを防止。高電圧環境でのアーク発生や感電リスクを低減します。

さらに、耐熱性のあるRoHS2対応材料を使用し、過酷な条件下でも長期的な信頼性を確保。製品寿命の延長と、損傷や再作業による廃棄物削減を通じて、環境配慮型設計にも貢献します。

『ZE150HVは、コンパクトさ、耐久性、取り付け時の視認性が求められる高電圧車載システム向けに設計されています。省スペースな形状により、配線の効率化やパワートレイン内の柔軟な配置が可能です』と、ヒロセ電機アメリカ プロダクトマネジメント部門長兼アシスタントバイスプレジデントのPete Laisは強調しています。

今後の製品展開

ZE150HVシリーズは2026年3月の発売を予定しています。今後もお客様のニーズに応じた製品開発を進めてまいります。