SIEMENS AGのサーボドライブシステムが、IEC規格準拠の小型で
堅牢なコネクタix Industrial™を採用 2019/05/30
ヒロセ電機株式会社（本社：東京、以下：ヒロセ電機）は、SIEMENS AG（本社：ドイツ、以下：シーメンス）が開発したサーボドライブシステムのエンコーダ接続部分にIEC規格準拠の小型コネクタix Industrial™（以下：IX）が採用されたことを発表します。
● 採用理由「小型で堅牢、スマートな結線工程」
・ IXはIEC規格の認定を取得した産業機器向けのI/Oコネクタです（IEC 61076-3-124）。
・ 従来の産業機器接続の標準品と比較して圧倒的な小型化を実現、
10mmピッチの並列実装が可能で、セットの大幅な省スペース化を図ることが可能です。
・ 小型ながら堅ろうな構造が特長であり、ヒロセ電機独自のシェル構造により
ケーブルのこじりや衝撃、振動に強く5,000回挿抜が可能です。
・ 「インダストリー 4.0」などICT技術を活用した製造現場の効率化が進む中、
少ない組み立て部品点数と容易な結線工程について着目、評価いただき、IXを採用いただきました。
● 今後の取り組み
今後は新たなバリエーションとしてライトアングル低背タイプのレセプタクルをリリース予定です。
● 会社概要、関連情報
■ヒロセ電機について
ヒロセ電機は、産業機器、自動車、情報通信、医療およびスマートフォンを中心とする民生など各市場向けに幅広いコネクタ製品ラインナップを開発製造する、接続技術における世界のリーティングカンパニーであります。コネクタの小型化技術のみならず、高速化・高信頼性および高電力用途の製品、およびその先進的な生産技術において、80年以上に渡りビジネスを展開してまいりました。ヒロセは全世界で、18ヶ国において、28の販売拠点、8ヵ所の製造工場、4,500人以上の従業員を有し、2017/18年会計年度で1250億円以上の売上高を計上しております。
https://www.hirose.com/corporate/ja/
■SIEMENS AGについて
シーメンスAG（本社：ベルリンおよびミュンヘン）は、170年にわたり、卓越したエンジニアリング、イノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業でありつづけています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に、世界中で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界で最も多く提供している企業のひとつであり、効率的な発電および送電ソリューションの主要サプライヤー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューション、ドライブ・ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらに上場子会社であるSiemens Healthineers AGを通じ、シーメンスは、コンピュータ断層撮影装置（CT）や磁気共鳴画像診断装置（MR）などの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、臨床検査および医療情報ITのリーダーでもあります。2018年9月末に終了した2018年度において、継続事業の売上高は830億ユーロ、純利益は61億ユーロでした。2018年9月末時点の全世界の社員数は37万9,000人です。
https://new.siemens.com/jp/ja.html
■ix Industrial™について
製品詳細 https://www.hirose.com/product/jp/pr/ix_industrial/
■SINAMICS S210 サーボドライブシステムについて
製品詳細 https://w3.siemens.com/MCMS/MC-SOLUTIONS/EN/CONVERTERS/LOW-VOLTAGE-CONVERTERS/SINAMICS-S/SINAMICS-S210/PAGES/SINAMICS-S210.ASPX
■プレスリリース
■関連画像
※ix Industrialは、ヒロセ電機株式会社の登録商標です。
● 参考：IEC規格準拠の小型イーサネットコネクタix Industrial™ について
・IEC規格準拠（IEC 61076-3-124）
・RJ-45と比較して体積を約75%削減、10mmピッチの並列実装
・ヒロセ電機独自のシェル設計により衝撃や振動に強く5,000回挿抜が可能
・高いEMC耐性を備え、Cat.6Aの高速イーサネット（10Gbps）に対応
・産業機器、通信機器、医療機器
・量産中バリエーション
キーバリエーション：2種類
レセプタクル：縦型ライトアングルレセプタクル、バーチカルレセプタクル
プラグ：圧接結線プラグ、はんだ結線プラグ
(左)RJ-45と比較して体積を約75%削減 (右)並列実装ピッチ10mm