MSコネクタ [F6シリーズ]
スマートフォン生産現場で見落とされやすい「検査エラーによる生産コスト増加」。
F6シリーズによって無線出力レベル検査の安定性を確保
プローブコネクタによる無線出力レベル検査の際に発生する嵌合エラー。このエラーにより本来問題なく検査を通過できる製品が、不合格ではねられてしまい、リチェックなどの工程へと送られてしまう。結果、生産効率を下げている状況がスマートフォンの生産現場にはありました。
この課題を改善するために、ヒロセ電機では新しい検査用プローブを開発しました。検査用プローブコネクタをF6シリーズに変えるだけで、検査の安定性が飛躍的に向上します。もちろん、高周波帯域まで広くカバーしているので、今後のスマートフォン市場の変化にも対応できます。
3次元でフローティングし、ズレを吸収
F6シリーズは、X-Y-Z方向にフローティング構造を持っているので、嵌合時にコネクタ側でズレを解消します。
この動画では、お客さまの製造ラインでの検査工程を再現し、アライメントエラー時の嵌合評価を実施しています。
特長:構造と実測データを詳しくご説明
F6シリーズは、フローティング機能を持つことでズレを吸収しつつ、検査機とつなぐケーブル側の力で傾くことがない製品構造を持っています。
X-Y-Z方向のフローティング構造でズレを吸収
接続ケーブル側を固定し、検査機本体の位置はキープ
評価結果(実測)
基板側のコネクタの位置をマイクロメーターで意図的に移動させて嵌合評価を実施。その結果、全方向(上下左右)で安定した評価を得ました。
F6シリーズを利用することで、1,000ppm程度の嵌合エラーの課題をお持ちだったお客さまの課題を解決しました。
製品ラインナップ
検査用同軸スイッチの主力製品すべてでF6シリーズのプラグを開発しました。
シリーズ名 | 製品名 | 変換アダプタ タイプ |
特長 | 接続コネクタ |
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MS-156C | MS-156-HRMJ-F6 | SMAジャック | ~6GHz対応 フローティング構造 |
一般的なSMAハーネス |
MS-180 | MS-180-HRMJ-F6 | SMAジャック | ~6GHz対応 フローティング構造 |
一般的なSMAハーネス |
MS-180-SMPMP(FD)-F6 | SMPMプラグ | ~6GHz対応 フローティング構造 細径タイプ (5mmピッチ配列可能) |
一般的なSMPMハーネス | |
MS-180-ML51.J-F6 | ML51ジャック | ~6GHz対応 フローティング構造 細径タイプ (5mmピッチ配列可能) |
ML51ハーネス | |
MS-190 | MS-190-HRMJ-F6 | SMAジャック | ~6GHz対応 フローティング構造 |
一般的なSMAハーネス |