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コネクタメーカー最大級2600㎡。車載試験規格に準じた試験設備など150台以上に
ISO/IEC17025試験所認定取得、
一関試験センター新棟が稼働

ヒロセ電機では2018年3月、車載向けや産業機器向けコネクタの開発や品質の向上、開発リードタイムの短縮などを目的に、一関工場敷地内に試験センター新棟を建設して稼働させました。プレスリリース記事(PDF)

車載試験規格に対応した試験設備など150台以上に増強

車載試験規格に対応した試験設備など150台以上に増強

耐水試験機や複合振動試験機、塩水噴霧サイクル試験機といった車載試験規格に準じた試験機器や測定装置を中心に、試験設備を合計150台以上へ拡充させました。車載や産業用機器でのコネクタの利用は、耐熱性や耐振動性、耐水性などのスペックが不可欠ですが、拡充した設備を生かして製品の質の向上と開発リードタイムの短縮をさらに進めます。

試験センター内

試験センター内

耐水試験機

耐水試験機

塩水噴霧サイクル試験機

塩水噴霧サイクル試験機

ISO/IEC17025試験所認定取得。試験結果の信頼性を担保

ISO/IEC17025試験所認定取得。試験結果の信頼性を担保

2004年、国内コネクタ専業メーカーとして初めて国際規格であるISO/IEC17025の試験所・校正機関としての認定を取得しました。この国際規格は、試験を実施する技術能力や試験センターの設備、環境が適切に管理されていることを認定機関が認定するものです。また、世界各国共通で受け入れ可能なデータ提供ができる"ワンストップ・テスティング"が行える試験センターであることも示しています。

試験設備のオンライン管理、拠点を超えたリアルタイムでの確認

試験設備のオンライン管理、拠点を超えたリアルタイムでの確認

各試験設備をネットワークに接続してオンラインで機器の温度や稼働状況を一元管理しています。試験センターの監視面では、通電試験での発火やガス腐食試験でのガス漏えい、水配管周辺での漏水情報を24時間検知するシステムを導入しています。このように試験センター内の様々な異常を検知する仕組みを整えることで、適正な試験の実施と対処スピードの向上を目指します。試験方法については、横浜の開発拠点からリアルタイムで試験の確認や調整が行えるシステム環境を構築し、開発/試験担当が協働しながら目標の性能品質を満たす製品作りに努めます。

設備全体が省エネ設計

設備全体が省エネ設計

試験センター全体で省エネを考慮した設計を採用しています。振動試験機の吸排気を屋外設置することによるエアコン効率の向上(40%の電力削減)や、LED照明による省電力化(従来型蛍光灯比5万kWh/年の電力削減)を実現する試験センターです。電力監視システムも導入してエリアごとに使用電力を監視し、省エネを推進します。