ホーム [プレスリリース] ヒロセ電機、8K放送機器向けコネクタ「MF11BMT」を開発、アストロデザイン社の新製品に採用される

[プレスリリース] ヒロセ電機、
8K放送機器向けコネクタ「MF11BMT」を開発、
アストロデザイン社の新製品に採用される 2017年11月10日

ヒロセ電機は、放送機器用の国際規格であるITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)、およびARIB(一般社団法人電波産業会)に準拠、またU-SDIに対応した8K放送機器向けの光コネクタ「MF11BMT」を開発、アストロデザインの新型カメラコントロールユニット「AC-4813」に採用されました。
2017年11月15日~17日に幕張メッセで開催される「国際放送機器展(Inter BEE 2017)」のヒロセ電機ブースにて、弊社「MF11BMT」ならびに、アストロデザインのカメラコントロールユニット「AC-4813」の実機を展示致します。

プレスリリース記事(PDF) 




● 背景

2018年12月の4K/8K本放送開始を目前にし、対応する放送機器の開発・製造が急ピッチで進む中、ヒロセ電機は、8K超高精細映像機器用の高速伝送のソリューションとして、24心光コネクタ「MF11BMT」シリーズを開発致しました。一般的なMPOコネクタ用のクリーニングキットに対応、金属シェルを用いる事により高い耐久性を実現しております。 嵌合方式についてはお客様が感覚的に作業し易い様、放送機器市場で一般的に使用されているBNC同軸コネクタと同じバヨネットロック方式を採用しております。


● 特長

【MF11BMTについて】 主要な規格に準拠した8K伝送の最高峰

 
1. 128本を1本のケーブルに。 多心かつ小型のため、機器の小型化に貢献
多心ながら、小型のためインターフェイス部の省スペース化が可能です。放送機器やFAカメラに通常使用される同軸コネクタは1心のため、何度も接続作業をしなくてはなりません。8K放送機器においては、BNC同軸コネクタが 128本必要ですが、MF11BMTは1本のケーブルで対応可能です。
 
2. 放送機器用の国際規格に準拠
放送機器用の国際規格(UHDTV関連)である、ITU-R BT.2077(ITU-R:国際電気通信連合無線通信部門)
および、ARIB STD-B58(ARIB:一般社団法人電波産業会)に準拠しています。


● アストロデザインからのコメント

従来、8K機器は多数のBNC同軸ケーブルを用いた伝送に頼っていたため、設置にとても時間かかる、接続のミスが生じやすい、ケーブル重量が増大するなどが課題となっていました。ヒロセ電機のMF11BMTの採用によってこれらの問題が一気に解決し、8K機器でありながら通常のハイビジョン機器並の取り扱い易さとなりました。今後の8K製品に対して積極的に採用していく予定です。(アストロデザイン 事業本部 技師長 塚本様)

【AC-4813について】
AC-4813は8Kカメラシステムのカメラコントロールユニットです。8K本線出力にU-SDIを採用しており、様々な8K対応機器に1本のケーブルで接続可能です。

 

● 今後の取り組み

MF11BMTは、U-SDI対応機器を中心とした8K放送機器でのシェア拡大を目指します。


● 会社概要、関連情報
(会社概要)ヒロセ電機株式会社 https://www.hirose.com/corporate/ja/about/corporate_data/
(その他)製品紹介ページ https://www.hirose.com/product/series/MF11BMT