ヒロセ電機、-40~140℃の温度環境、車載パワートレインの
厳しい振動下でも高い接触信頼性を保つ
免振コネクタの開発に成功。 2019/05/21
ヒロセ電機、-40~140℃の温度環境、車載パワートレインの厳しい振動下でも
高い接触信頼性を保つ免振コネクタの開発に成功。
~パワートレイン内部の接続にも適した高耐久Board to Boardコネクタ~
ヒロセ電機は、-40~140℃の温度環境、車載パワートレインの厳しい振動下でも高い接触信頼性を保つ 免振構造Board to Boardフローティングコネクタ「FX26シリーズ」をリリースいたします。
また、2019年5月22日~24日に横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019」で公開いたします。
(FX26シリーズは開発中の製品です)
● 求められる高熱・免振性能
世界的に、ハイブリッドカーやEV(電気自動車)へシフトする流れがますます勢いを増す一方、これらのエコカーに使用されるモータやインバータは常に発熱と振動の問題がつきまといます。さらに10年10万キロと言われた自動車の寿命はどんどん延び、長期間に渡り安全に動くことが求められます。従って、自動車用コネクタにもパワートレインからの熱と振動に長期間耐える”タフ”さが求められています。
● 熱や振動に耐える車載品質を追求
耐熱性、耐振動性といった市場ニーズを受け、この2点を判定基準とし、研究と開発を重ねて基準をクリア。車載品質を満足する製品を開発しました。振動による接点部障害を独自のフローティング構造により解決し、免振構造で、且つ小型で組立性に優れたコネクタを完成させました。
それが、熱や振動に耐える車載品質を追求した免振構造Board to Boardフローティングコネクタ「FX26」です。
免振構造Board to Boardフローティングコネクタ「FX26」
(1) 耐熱対策によって、-40~140℃のサーマルショック試験3,000サイクルをクリア
(2) インバータ内部など、エンジンルームに搭載される機器の厳しい振動条件をパス
(3) 1mmピッチで低背、省スペース。セットの小型化に貢献
● FX26の設計思想をベースとした製品展開
今回開発したFX26は、現在のEVやハイブリッド車などのパワートレイン系制御システムの要求に耐えうる製品となっています。今後も進化・増加する自動車の電子機器のニーズに応えるため、FX26の設計思想をベースに製品展開を検討していきます。
● 会社概要、関連情報